負担解消を強く要請    県学調CBT化で協議

 7月12日、埼玉県学力・学習状況調査のCBT化について県教委義務教育指導課との協議を行いました。全国学テも含めこのような学力調査を悉皆で行うこと自体に様々な問題がありますが、今回は「学校現場の負担増」という観点から、学校現場の声を基にその改善を求める協議を行いました。

 本年度の県学調は5月8日から24日までの期間で、市町村の意向でタブレット端末を使用した調査(ComputerBasudoTstinngi)を36、従来の紙での調査(PaperBasudoTstinng)を26の市町村が実施しました。 昨年秋に(さいたま市を除く)すべての市町村がそれぞれの学校のネット環境を確認し、市町村単位でCBTにするのかPBTにするのかを判断しました。なかには、ネット環境上全校一斉に行うことができず、学年単位で3日かけて実施した学校もありました。県教委は「来年度はすべての学校でCBT化する」ことを前提にしており、「(ネット環境によっては)学年を分割することもあり得る」と述べています。 今年度、学年ごとに3日間で実施した学校では「テストを実施していない学年も含めて3日間も(タブレットを使うなどの)通常の授業ができない」「教務主任など実施責任者が3日間にわたり拘束される」など様々な問題がおきており、分割せざるを得ない状況ではPBTでの実施を認めるべきです。以下のようなやりとりがありました。

 〇 教組  ● 県教委

〇 何でもかんでも学校でダウンロードして印刷しろというのは、現場に負担が増えることになる。マニュアルが多すぎ、かえってわかりにくい。ダウンロードや印刷に時間、経費がかかりすぎる。
● マニュアルが細かすぎたきらいはある。手持ち用の簡潔なものを別途作成したい。

〇 QRコードと個人番号の紐づけが各学校に任されて、作業的にも心理的にも大きな負担になっている。ミスを誘うような作業を現場に押し付けていて、肝心なところがDX(デジタルトランスフォーメーション)されていない。主催者(県教委または委託業者)が行ってほしい
● 個人情報保護の観点から各学校にお願いしたい。(業者がやるのは不可)作業の時間を減らすよう努力したい。

〇 子どもが正しい個人番号を入力して回答をしたのか、学校では確認できない。テスト中の個人の状況が監督者が把握できるようにして欲しい。違う個人番号を入力したら、エラーが出るような仕組みにしてほしい。
● 国のシステム(MEXCBT:メグビット)を使用しているため県での改善は難しいが、国へは改善を要望していく。

〇 コールセンターになかなかつながらない、またその対応にも問題がある。その場で回答をもらえなければコールセンターの意味がない
● 「マニュアルを読んだのか?」などの不適切な対応があったことは承知しており、次年度はこのようなことがないよう業者にも改善を強く求めています。

 協議の最後に、椎名書記長が「新たなものの導入に際しては、誰にでもできるような内容・体制でなければならない。拙速な導入は特定の個人やできる人に負担がかかってしまう。そのことを踏まえた対応をお願いしたい」と毅然と申し入れました。


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