5.15沖縄平和行進~歩くことで知る沖縄がある

 5月12日から14日の3日間、第46回沖縄平和行進が開催されました。埼玉教組からは平和フォーラム等が主催する行進、日教組主催の行進それぞれに参加しましたので、日教組行進への参加者の報告を掲載します。

日教組平和行進に参加して  比企支部 田中恵理

 私は今回初めて沖縄での平和行進に参加した。「教え子を戦場に送るな」という不滅のスローガンの意味を少しだけ理解できたような気がした。また、県外の方々との交流もあり、貴重な体験ができた。

 初日は、「自分たちが実際に授業をするとしたらどうするか」という視点で、模擬授業の講義を受けた。写真や、データをもとに当時の地理的な状況や、歴史的な背景、悲惨さを学んだ。たくさんの市民が犠牲になり性別に関係なく多くの学生が戦場へと送られ、命を落としていることを知った。

 二日目は、平和を願い南部コースを歩いた。ひめゆりの塔、平和記念公園に行った。なかなかじっくりとは見ることはできなかったが、記念館へも足を運んだ。そこには、当時の薬の瓶や、ヘルメット、洋服など様々な展示を見ることができた。中でも強烈な印象を受けたのは、ガマの内部を再現したものである。銃を持った兵士に脅されていたり、看病をしていたりと狭く暗い空間の中で起きていたことを想像することができた。

 三日目はフィールドワークを行い、基地の脇を通ったり、ガマへ行ったりした。ガマの中は真っ暗で何も見えず、湿度も高く、狭い。その中で何日間も過ごすことは相当辛いことだ。集団での生活の中で、自決を行ったり、みんなで出ることを決めたりと、いろいろな葛藤があったのだと思う。

 「戦争は悪いこと、命は大切なもの」そんなことは誰でもわかっている。だが、今、ロシアのウクライナ侵攻、核兵器の使用の危機など、世界には多くの課題にあふれている。先日行われたG7の会合でも、戦争のこと、核兵器の不使用、根絶についての深い話はなかった。広島で行われた意義は十分に発揮できたのだろうかと疑問に思う。 

 今、日本に生きている私たちに求められることは、後世へこの悲惨さを伝えること、語り継ぐことが必要だと感じた。辛い事実に目をそむけたくなることもあるが、しっかりと向き合っていきたい。


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