組合活動をさらに発展させよう

 

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、大きな事件が多発した年でした。3年目に入った新型コロナ感染症とワクチンの副反応の問題、統一教会と国会議員との問題、敵基地攻撃能力の保有と軍事費増大の問題、そして、戦争によってもたらされたという物価高の問題もありました。ロシアやウクライナを含む20か国以上が食料の輸出規制をしています。
 教育に関わる課題では、未だ改善が見られない働き方改革、さらに、教育予算や、国民の生活を守るための予算は乏しく、子どもの貧困問題もその解決には程遠い状態が続いています。
 このような問題を抱えたまま、新年を迎えましたが、直面する問題を改善するとりくみは決して後退させることなく、継続して進めていかなくてはなりません。
 日教組の「教え子を再び戦場に送るな!」というスローガンは、戦争を推しすすめたり、国民生活をないがしろにして自分たちが利益を得ようとする者との対峙を意味していると考えます。
 戦争を引き起こそうとする側の力は依然大きく、戦争に送られる立場の人々にとって、平和を維持し戦争を起こさせない活動は、絶え間なく必要な活動です。
 教育や生活の質の低下は、戦争への近道となり得ます。私たちの不満を戦争へ駆り立てる道具にさせないためにも、子どもをふくむ多くの人々の生活を守るため、組合活動をさらに発展させていく必要性が、そこにあると考えます。
 私も組合員の皆さんと意見を交換し合い、組合活動の充実に努めていきます。
 本年もよろしくお願いいたします。


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