「弾道ミサイル避難訓練」中止を要請

 弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が県内2カ所で実施が計画されていることが明らかになっています。 これは、内閣府や総務省消防庁の要請に基づき実施されるもので、年度内に全国42カ所で実施され、県内では12月19日に上里町神保原小学校、1月19日に小川町小川西中学校で実施が計画されていることが明らかになりました。

 この訓練は従来から行われている国民保護法に基づく共同訓練(多くは図上訓練)に加え、昨年度から全国で実施されていたものです。昨年は全国12市町村で実施していましたが今年度は42カ所での実施が計画されています。(内閣官房国民保護ポータルサイト)

これを受け、埼玉教組は児玉・大里支部及び比企支部と連携し、「子どもたちに不要な混乱と不安を与え、他国に対する嫌悪を助長しかねない訓練は必要ない」とし、訓練の中止を要請しました。

 このうち小川町では11月9日に「受験前の生徒の心情に配慮する」等を理由に中止とする決定をしましたが、一方で「中止を求める意見も届いたが判断とは関係がない」としており、「訓練は今後も行わないのか」の問には明確な回答はしませんでした。

 また、上里町では現在も実施する方針を崩していませんが、埼玉教組は引き続き中止を求めての働きかけを行っていきます。


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