新型コロナウイルスの猛威は、３年以上にわたって市民生活に影響を与えています。公立学校共済組合の直営病院・宿泊施設で働く仲間に深く敬意を表します。学校では、感染症対策により教育DXが急速にすすめられています。ICT機器をツールの一つとして、「ともに生き、学びあう」教育実践をつくり出していきましょう。
　４月１日より「こども家庭庁」が設置されますが、様々な分野にまたがる複雑な課題解決の中心となり、子どもの最善の利益のために機能させていくことが重要です。子どもの権利が保障されるインクルーシブな社会を実現していきましょう。
　文科省勤務実態調査の速報値が春にも公表されます。新型コロナウイルス対策やGIGAスクールにより一層苛酷になった長時間労働の解消と教職員の「生活時間」を取り戻すため、「給特法の改正」を求めるとともに、さらなる学校における働き方改革の前進につなげていかなければなりません。
　新型コロナウイルスの影響に加え、原油価格等の高騰が続き、さらには急速な円安も進行しています。４月の統一地方選挙は、地域の教育とくらしを守るたたかいになります。組合員の政治への関心を高める努力をはかり、積極的なとりくみをすすめましょう。すべての子どもたちに平和で民主的な社会を引き継ぐため、組織の拡大・強化をはかりながら、未来につなげる運動を強化していきましょう。

---