人権感覚を研ぎ澄まそう!!

日教組人権教育実践交流集会

  2月25日、26日の2日間にわたり、日教組人権教育実践交流集会が東京都内で開催され、埼玉教組からは日教組人権教育推進委員をつとめる鳥羽書記次長他が参加しました。

 1日目の全体会では、赤井隆史さん(部落解放同盟中央本部書記長)が「水平社創立から101年を迎える部落解放運動のすすむべき方向について」をテーマに講演しました。

 講演では、「被差別部落や同和地区へのイメージの転換には知る機会、出会いの場が重要である」とし、差別を法的に禁止することの重要性などについて話されました。また、「ここ十数年のヘイトスピーチや、日本の難民への対応、性的マイノリティへの差別発言などの現状を見ると、マイナスの方向に向かっているのではないか危惧される。だからこそ“人権感覚”を研ぎ澄ましていかなくてはならない」と述べました。

 その後、「憲法・子どもの権利条約と人権教育」「部落問題学習のとりくみ」「ジェンダーと人権教育」「インクルーシブ教育」の4つの分科会が開催され、実践報告から討議を深めました。

 2日目は都内3コースに分かれてフィールドワークが行われましたが、そのうち関東大震災時におきた「朝鮮人虐殺事件」に関わるフィールドワークでは、日教組全国教研の共同研究者でもある元埼玉教組教文部長の中條克俊さん(中央大学特任教授)が講師を務め東京都慰霊堂、東京都復興記念館や犠牲者の慰霊碑がある淨心寺や虐殺の現場となった旧四ツ木橋などを訪れました。(埼玉教組ニュース590号参照)


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