埼玉教組に結集し、働きやすい職場をつくろう!!
第73回中央委員会

8月24日、県労評会館会議室で、埼玉教組第73回中央委員会が開催され、去る6月15日に開催された第37回定期大会以降の活動の経過及び次回中央委員会(2026年3月開催予定)までの、具体的な取り組み(当面の運動方針)について議論されました。
冒頭、「緑の山河」斉唱に続いて、執行部を代表して佐々木中央執行委員長が挨拶しました。佐々木委員長は「先日、関ブロカリキュラム編成講座に参加して、学力の分科会で発表してきました。私は『カリキュラムの自主編成』という観点で、数学の自主教材を紹介しましたが、他地域の発表は、GIGAスクール構想に則った『個別最適な指導』のとりくみがほとんどでした。文科省は、学力の『経年変化分析調査』の結果を公表しましたが、子どもたちの学力が低下が明確になりました。デジタル教材を使った学習がすすめられていますが、諸外国では、それが見直されて、「紙と鉛筆」による授業に回帰しています。教職員の働き方改革がすすまず、授業準備や教材研究をする時間が取れないという現状が教育の質の低下につながっています。いきいきと働くことができるような職場をめざして、私たち組合は運動をすすめる必要があります。」と述べました
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次いで、6月11日に参議院本会議で可決・成立した「改正給特法」の内容、6月12日に実施された「入学者選抜に係る交渉」、7月22日に実施された「2026年当初人事に関わる交渉」、及び8月7日に発出された人事院勧告の内容等を含む1号議案(37回定期大会以降の経過)が椎名書記長より提案されました。
参加者(中央委員)からは、人事交渉の具体的状況、主務教諭、学級担任手当等についての質問があり、現在把握している状況を椎名書記長が回答しました。
さらに、関東ブロックカリキュラム編成講座、高校入試交渉等の参加者等からの報告、感想等が述べられました。高校入試については私たち(埼玉教組)
賃金確定交渉に参加しよう!
2号議案(当面の運動方針案)については、1.平和を守り、真の教育改革・民主教育をすすめるとりくみ、 2.賃金・労働条件の改善を求めるとりくみ 3.組織拡大のとりくみ の3つの観点からの提案があり、①10月19日に開催される第36回埼玉教育研究集会への結集、②狭山第4次再審請求へのとりくみ、③賃金確定交渉への多数の組合員の参加呼びかけ、④恒常的な超過勤務体制の是正に向けた交渉の強化、⑤採用試験対策講座の継続開催など具体的なとりくみが提案されました。
参加者からは、2026年度に県内で開催される第77回全国人権・同和教育研究大会(11月28日~29日)に積極的にとりくむことが要請されました。また、自公政権による軍事費増大や小学生向けの防衛白書が一方的に配布されている状況などを懸念する発言がありました。2号議案についても原案通り採択されました。
