3.11福島原発事故を忘れない!!

3月8日、時折冷たい小雨が降る寒さの厳しいなか、東京・代々木公園で 「さようなら原発一千万人署名市民の会」が主催する、「さようなら原発3.8全国集会」が開催され、平和フォーラムや日教組の仲間とともに埼玉教組も参加しました。

集会では、冒頭、呼びかけ人代表の佐高信さんが、自民党政権を批判し、「私たちは反原発の旗を掲げ、政治をヤクザ(自民党)や半グレ(維新)の手から取り戻すことを宣言します」とウイットの利いた挨拶をおこないました。
次いで、福島県平和フォーラムの瓶子さんや原発事故被害者団体連絡会の大河原さんなどが運動・とりくみの現状を報告し、闘いへの理解・支援を求めました。また、環境問題にとりくむ足立心愛さんらが「原発ゼロ」を訴えました。
石破自公政権は、2月18日に、第7次エネルギー基本計画を閣議決定し、これまでの「可能な限り原発依存度を低減する」という方針を「原発を<エネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源>とし、最大限活用する」という正反対の方針に大きく変更させました。また、3月6日、最高裁は東京電力の旧経営陣の業務上過失致死傷罪を問う裁判で、指定弁護士の上告を退け、元副社長2人の無罪を確定させました。史上最悪の原発事故で経営陣が何ら責任を取らないことなどとても許せるものではありません。
閉会挨拶ではルポライターの鎌田慧さんが「1兆円の予算で始まった再処理工場(核燃料サイクル事業)は30数年経ち43兆円をつぎ込んでも完成の見込みがない」と国の核燃料サイクル事業強く批判し、原発政策の転換を求めました。
集会後、約3000人の参加者は「3.11フクシマを忘れない」「No More Fukushima」「守ろう 地球環境 脱原発」の三種のプラカードを持ち、原宿、渋谷方面にむけデモ行進を行いました。
