老朽原発はいらない 直ちに廃炉に!
STOP! 東海第2の再稼働 いばらき大集会

8月23日、茨城県東海村・東海文化センターで、「 STOP!! 東海第2原発の再稼働いばらき大集会」が開催され、茨城県内外の仲間とともに、埼玉教組も参加しました。
集会では小川仙月 さん(脱原発ネット茨城共同代表)の主催者挨拶に続いて、鶴長義二さん(茨城県生活協同組合連合会)、宮嶋謙さん(かすみがうら市長)、村上達也さん(元東海村長・脱原発をめざす首長会議世話人)他6人の賛同人が、それぞれの立場で、「東海第二原発の再稼働阻止」を力強く訴えました。
次いで、「東海第二原発 住民避難はできない」をテーマに弁護士の大河陽子さんが講演しました。2021年3月18日水戸地裁は「実現可能な避難計画の策定、実行し得る体制の整備がなされているというにはほど遠い状態」として、東海第二原発の運転差止を認める判決をだしました。その後、被告の日本原電が控訴、一部請求が認められなかった原告団も控訴し、現在、東京高裁で控訴審が行われています。
講演で、控訴審の弁護団である大河さんは、控訴審で「複合災害を考慮していない」「大量の車両の移動を考慮していない」「避難退域検査が適正に行えない」「避難所の不足」などを指摘し、「住民避難が適切に行える状態ではない」ことなどを証明することをていねいに説明しました。
その後、「東海第二原発の再稼働は、首都圏に生きる人の未来に大きな災厄を抱え込む」「かかけがいのない暮らしを奪う原発は人類と共存できない」「日本原電は、今すぐに廃炉を決断すべき」とする決議文を採択し、真夏の厳しい暑さに負けず、1.6キロに渡るデモ行進を行いました。
