今こそ、戦争の実相を伝えよう!!
戦後80年 連続平和学習会
平和フォーラムと戦争をさせない1000人委員会が戦後80年企画として主催する「連続平和学習会」が開催されました。
5月30日には憲法学者の清水雅彦さん(日本体育大学教授)が「戦後80年の歩みとともに考える憲法」をテーマに講演しましたが、2回目は6月18日、「沖縄戦の悲劇から平和を考える」をテーマに飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)が、東京・お茶の水の連合会館で講演しました。
尚、3回目は7月31日、同会場で弁護士の内田雅敏さん(1000人委員会事務局長)が「靖國問題から考察する戦争を記憶」のテーマで講演します。
講演冒頭、飯島さんは「沖縄では戦争は終わっていない、『戦後0年』といえる状況だ」と述べ、米国防省が、米兵による性犯罪が年間100件以上と報告している沖縄の実態を厳しく追及しました。米国防省は申告率を30%程度としており、実際には400件以上の性暴行がおきていると考えられますが、日本政府も実態を把握していないのが実状です。
沖縄では、米兵犯罪や事故、基地公害等で、憲法前文に記された「平和的生存権」(戦争や軍隊により生命や身体、健康を奪われたり脅かされたりしない権利)が守られない事態が常態化していること述べました。
軍隊は国民を守らない
飯島さんは昨年、沖縄大学の髙良さちか教授(参議院選挙「オール沖縄」推薦候補予定者)の下で内地留学し、沖縄本島をはじめ宮古島や久米島で沖縄戦の実相を改めて聞き取った経験を踏まえ、「日本兵による住民虐殺・集団自決の強制」「マラリア有病地への強制疎開」「日本軍による沖縄慰安所設置」などを詳しく述べ「軍隊は国民を守らない」ことを明らかにしました。また、「ひめゆり学徒隊」についても、「死者の86%(117人)が解散命令を受けた6月18日以降に自決等でなくなっている。命は自分のものではない(国のもの)とする戦前の教育が招いた悲劇」と述べ、西田昌司氏(自民党参議院議員)や中山石垣市長などの日本軍・沖縄戦美化言動を厳しく非難しました。
思っているだけでは平和は来ない
最後に、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」とするユネスコ憲章に言及し、そのためには「沖縄戦の現実を広めるとりくみは極めて重要」と述べ、さらに「思っているだけでは平和は来ない。行動するのよ」という戦争語り部の中山きくさん(看護要員として動員された県立第二高女生)の言葉を紹介しました。

