「公立高校入学者選抜」に関する交渉を行いました

 2024年5月21日(火)、『埼玉県公立高校入学者選抜』に関わっての交渉が行われました。 
 交渉では、公立高校の学力検査の得点開示について、組合側は、『各中学校での得点開示をやめる』よう求めました。県教委は、各中学校で受検生に得点開示することを求めていない。受験者の得点は市町村が保存する個人情報になるため、各市町村の文書管理の取り決めにより扱っていると回答しました。組合側は、県教育委員会に対して、市町村教育委員会に県教委の考えをきちんと伝えるよう要求しました。
 『英検や漢検などの検定試験の結果の得点化』について、組合側は経済格差を入試に反映させることの矛盾点や、入試選抜検査に業者への利益誘導となる項目をとりいれる姿勢の疑義を追求しました。しかし、県教育委員会は平成9年文科省通知を根拠に今年度の変更を行わないとし、紛糾しました。
 交渉でのやりとりの中、県教育委員会より令和9年度入試において、調査書の記載内容を変更する際に公正公平に評価できるあり方を検討するとの回答を得ました。
 さらに、面接試験の得点開示やインターネット出願の課題、令和9年度より変更される面接の実施方法などについての意見交換を行い、平成9年度からの入学者選抜制度に組合との交渉・協議を続けることを確認して交渉を終えました。

 

意見を述べる佐々木委員長

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