10.28 狭山事件の再審を求める市民集会

 狭山事件の再審を勝ちとろう
 東京高裁は鑑定人尋問を!!

 10月28日、東京・日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会~東京高裁は11人の鑑定人の証人尋問と鑑定の実施を!」が開催されました。
 48年前の1974年10月31日、東京高裁の寺尾正二裁判長は、無罪判決を求める多くの声をふみにじり、石川さんに「無期懲役」の判決を言い渡しました。寺尾判決は、石川さんの自白と客観的な事実が全く食い違っていることについて、「捜査がずさんだったから食い違いが生じた」とし判決文では、部落問題にひとこともふれませんでした。
 最高裁の上告棄却によってこの寺尾判決が確定判決となり、石川さんは、今も「見えない手錠」をかけられつづけ、半世紀に及ぶ長い裁判闘争の原因そのものとなっています。
 石川一雄さんはあいさつで、鑑定人の事実調べを求める署名にとり組んでいる全国の支援者へ御礼をのべ、「48年前の寺尾不当判決の日を思うとやるせない気持ちになり、時々千葉刑務所にいた時の夢を見て犯人とされなかったらどうなっていただろうと考える。なんとしても元気な間のうちに再審・無罪を勝ち取りたい」と語りました。
 集会には埼玉教組の仲間も多数参加し、前段の埼玉独自集会では埼玉教組鈴木俊美副中央執行委員長が挨拶し、再審を勝ちとる強い決意を述べました。
 鑑定人の事実調べを求める署名は9月からの2ヶ月足らずで、個人署名10万3921筆、団体署名1024筆が集まり東京高裁に提出されています。引き続き年内にネット署名も含め、さらに10万筆の署名を集め提出するとりくみがすすめられています。


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