改憲発議・軍事費増を許さない運動をすすめよう

11.3憲法大行動

 1946年日本国憲法が発布された11月3日(1948年に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とする「文化の日」に制定、但し戦前は明治天皇の誕生日:天長節、明治節でした)国会を取り囲むように、正門前、議院会館前、国会図書館前の三箇所を中心に「11.3憲法大行動」が行われ、日教組・埼玉教組を含む42000人の仲間が集結しました。

 集会冒頭の主催者挨拶で、平和フォーラムの藤本共同代表がは、朝鮮のミサイル発射報道に触れ、「朝のテレビ報道は常軌を逸したものだった。米韓日の合同軍事演習に触れることなく、朝鮮ばかりを批判し、対話の道を探ろうともしない」と指摘しました。さらに「(日本政府は)朝鮮や中国を軍事的な脅威と宣伝し、防衛費の増額、敵基地攻撃能力の保有、軍事力の増強を目論んでいる。私たちの命を守るためではない、すべてはそのためのJアラートだ」として、日本政府の対応を厳しく非難しました。またこれと関連し、各地で発生した朝鮮学校に通う児童・生徒らへの暴言、暴行事件についても厳しく批判しました。
 つづいて、社会民主党福島みずほ党首、立憲民主党水岡俊一参院議員、日本共産党田村智子参院議員、れいわ新選組櫛渕万里衆院議員から発言があったのち、メインスピーカーとして、杉浦ひとみさん(安保法制違憲訴訟共同代表・弁護士)、永山茂樹さん(東海大学教授・憲法学)、古今亭菊千代さん(落語家・芸人9条の会)が順に登壇しました。
 永山茂樹さんは、外交・防衛政策の基本方針「国家安全保障戦略(NSS)」など安保関連3文書の改定を進める日本政府を非難。「このままだと世界第3位の軍事予算を持つ国になる」と声を大にし、大軍拡予算の正当化に反対していこうと訴えました。
 また古今亭菊千代さんは、朝鮮のミサイル発射を受け頻発した差別言辞・差別行為にふれ「この国に暮らす在日朝鮮人の子どもたちがいじめられるのを、私たちは見て見ぬふりはしてはいけない」と述べました。
 その後、エリア別集会が行われ、衆院第2議員会館前での集会(主催=「戦争をさせない1000人委員会」)では、朝鮮大学校生の李さん、日本体育大学教授の清水雅彦さん、NPO移住者と連帯するネットワーク代表理事の鳥井一平さんからの発言があり、最後には、改憲発議を反対し、軍事増強を許さない取り組みを進めようとの行動提起がなされました。


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