第27回参議院選挙  水岡修一さん10万票余りで当選

 7月20日に投開票された第27回参議院議員選挙で、日教組・埼玉教組が推薦した水岡修一さん(日本民主教育政治連盟・立憲民主党)は全国比例で116,142票を獲得し、7議席獲得した立憲民主党の第4位で当選しました。

 また、地方区でも、日政連候補として立候補した北海道選挙区の勝部賢志さん、三重県選挙区の小島智子さんが当選を勝ちとりました。

 水岡さんは、当選に際し、「教育の議席をまもれました。人権・平和を守りたいと言う仲間の皆さんの応援で議席を確保することができました。子どもたちの笑顔のため、教職員の仲間のいのちと健康のため、ともに当選した日政連議員の勝部さんや小嶋さんをはじめ他の参議院や衆議院の皆さんと力を合わせ頑張ります。」と熱い決意を語りました。

 今回の参議院選挙では、立憲民主党は現有の22議席を確保することができましたが、自民党、公明党が大幅に議席を減らしにもかかわらず、全国比例の得票率は22年参院選に比べて横ばい状態で、野党第1党の地位は確保したものの、得票率は国民民主党、参政党を下回る厳しいものとなっています。

 その結果、自公与党をはじめ、国民民主党、参政党などの改憲勢力が、改憲発議に必要な2/3以上の議席を占めています。衆議院では護憲勢力が1/3を上回っているものの、「憲法の危機」が一層強まる状態になっています。

 たいへん厳しい情勢ですが、私たちは、引き続き、全国の仲間とともに、日教組に結集し、平和憲法を守り、子どもたちの豊かな学びと明るい未来を創り出すため総力をあげてとりくんでいきます!

 私たちが働き、収入を得て生活することに政治は大きくかかわっています。また、チョーク一本や紙一枚でも学校で(公費で)購入するための予算は議会という政治の場で決定されています。また、お金のことばかりではなく、1クラス当たりの児童・生徒の数、それに伴う教職員の数などすべてのことが、政治の場で決定されています。
 ですから教育の充実、教育予算の拡充のためには、政治の場に私たちの声を届けなければなりません。 
 これらのことから日教組は、国政ではもちろん地方政治でも私たちの願いや学校現場の声を届けることのできる議員を「日本民主教育政治連盟」(日政連)議員として推薦しています。子どもたちの未来のため、平和で民主的な社会をつくるため、政治にかかわることは私たちの社会的責任ともいえます。
 現在、埼玉教組は、高柳さいたま市議、西山さいたま市議、岡野毛呂山町議の3人の日政連議員を誕生させています。
 また、日教組は参議院比例区で、水岡俊一、古賀千景、地方区では斎藤義隆(愛知)、勝部賢志(北海道)、また、衆議院では川内博史(鹿児島1区)、道下大樹(北海道1区吉川はじめ(比例九州)、堤かなめ(比例九州)の4名。今回、新たに小島智子(三重)を当選させ、総勢9名の日政連国会議員を擁しています。


関連記事


ページ上部へ戻る