違憲の「安保関連法」を廃止しよう!
12.9オール埼玉総行動総決起集会

12月9日、オール埼玉総行動総決起集会が埼玉会館大ホールで開催されました。埼玉弁護士会をはじめ県内の市民団体、労働組合等が行動を共にして、憲法違反の「安全保障関連法」の廃止を求める決起集会です。
集会では、憲法学者の水島朝穂さん(早稲田大学名誉教授)が講演を行いました。水島さんは、日本とドイツを中心に憲法の平和主義を研究し、それに基づいた理念と決意を持って、様々なところで活躍している方です。
講演では、韓国の戒厳令問題、ウクライナ情勢、シリアのアサド政権崩壊の問題等、多岐にわたる話がありました。そして、1月に登場するアメリカのトランプ政権によって世界はまた大きく変化していくことを予想していました。また、私たちが通常見聞きするメディア(新聞やテレビ)だけでは、世界情勢は語ることができないと語りました。水島さん自身もプーチンが実際に発言している情報を発信して、「ロシアの手先」と批判されたこともあると述べました。
さらに、2023年に韓国と日本で封切られた1979年の韓国大統領暗殺事件からの出来事を描いた映画『ソウルの春』(韓国歴代大ヒット作品)は、絶対に観るべきだと強く主張されていました。水島さんは自身のホームページでも多くの資料を掲載しています。アクセスをお勧めします。
2015年9月に当時の安倍政権は、それまでの自民党政権でさえ憲法違反としていた集団的自衛権の行使を容認する「安保関連法」を強行成立させました。アメリカの指揮下で自衛隊が戦闘できる体制をつくりあげようとしています。この危険な「安保関連法」を何としても廃止しなければなりません。
