日教組第112回定期大会
7月15日、16日、東京・日本教育会館で日教組第112回定期大会が開催され、埼玉教組からは椎名書記長が代議員として参加しました。
日教組の定期大会は2020年3月の第109回臨時大会以降、新型コロナ感染症拡大予防の観点からWeb参加を併用しての開催となっていましたが、3年半振りに全面的な対面開催となり、瀧本司中央執行委員長は「組織力と団結力こそが組合の意義であることを確認する大会」としたいと、冒頭の委員長あいさつで力強く述べました。
大会では、本部提出議案に基づき、①運動の総括、②運動をすすめるにあたって、③運動方針(23~24)、④当面のとりくみ等について、学校現場の厳しい状況などについて報告があり、また、活発な議論が行われ、いくかの修正案もだされましたが、賛成多数ですべて本部原案どおり可決されました。
また、「子どもたちを主体とした教育実践を積み重ね、憲法・子どもの権利条約の理念の実現をめざすこと」「広範な市民と連携し『教え子を再び戦場に送りるな』へつながるとりくみを強めること」「教職員の命と健康を守り、平和・人権・環境・共生を尊重する民主的な社会の実現に全国連帯で運動をすすめていくこと」などを盛り込んだ大会宣言を全会一致で採択しました。
さらに、「すべての子どもの権利を保障し、ゆたかな学びの創造をめざす」「教職員のいのちと健康が守られ、持続可能な学校の実現を求める」「憲法『改悪』を許さず、平和で民主的な社会の実現をめざす」の3つの特別決議も採択されました。