公的サービスを充実させよう!

 5月21日、さいたま市埼玉共済会館で「よい社会をつくる公共サービスを考える5.21埼玉集会」が開催されました。集会では「 公務公共サービスの必要性」をテーマに、枝野幸男さん(立憲民主党衆議院議員)が講演しました。

 枝野さんは、消費減税を求める声を強まっていることに対して、4月に「減税ポピュリズムに走りたいなら別な党を作ってください」という発言をしていましたが、その発言の真意について、「税収が減ることによって、公的サービス(人件費も含めて)や公共的なインフラ整備や社会保障制度の実施ができなくなっていくことが大きな問題」と語りました。物価があがり、生活が苦しくなっている日本の現状を打破するためには、「まずは公務員の給与を賃上げして、それに民間も従うような政治政策をしていかなければならない」と主張しました。

 中曽根政権による国鉄、電電公社、専売公社の民営化、小泉首相による郵政民営化で日本の公共サービスは弱体化させられています。また、大阪では維新政治で、「公共」を破棄する政策がすすめられ、保健所の廃止、縮小、公立病院の独法化、統廃合で、「コロナ感染者死者率が全国最悪」になりました。

新自由主義による「小さな政府」の政策によって社会的弱者が切り捨てされてしまっています。豊かな国民生活を保障するため、公的なサービスの充実に向けた運動をすすめる必要があります。


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