支え合って日本を元気に! 次代につなぐ 平和の願い!
第96回埼玉県中央メーデー

4月26日(土)、さいたま市大宮駅西口の鐘塚公園で、「次代につなぐ 平和の願いみんなでつくろう 支え合う安心社会と確かな未来(あした)を!」をメインスローガンに「第96回埼玉県中央メーデー」が開催され、およそ3500名の働く仲間やその家族が集まりました。
冒頭、主催者挨拶で、連合埼玉平尾幹雄会長は、「メーデーは、労働者が立ち上がり社会をよりよく変えるための出発点です。職場、地域、政治、全ての場面でより強い連帯の輪を広げ、平和と安心社会、確かなあしたを築いていきましょう」と訴えました。
来賓の大野埼玉県知事は「県経済が持続的に発展するには、働く人が十分かつ適正な対価を得ながら安心して暮らすことが重要。価格転嫁を実現し、賃上げや労働環境の維持・改善に努めていく」と挨拶しました。
会場には、熊谷裕人参議院議員をはじめ、連合が応援する国会議員、市・町長、県・市町議員も参加し、日政連議員の高柳俊哉さいたま市議、西山幸代さいたま市議、岡野勉毛呂山町議や友好議員の髙橋剛川越市議、小川みな子坂戸市議、西尾綾子鴻巣市議の顔も見受けられ、埼玉教組の組合員とも挨拶を交わしていました。
最後に、「戦争は最大の人権侵害である。戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に継承していかなければならない」とする「戦後・被爆80年 次代につなぐ平和の特別決議」と、「普通選挙法の成立から100年、女性参政権80年、男女雇用均等法40年、自由・平等・公正で平和な社会をめざし、一人ひとりが尊重され、誰一人取り残されない社会をともに築いていこう」とする「第96回メーデー宣言」を採択し、 団結ガンバローの大きな声の中、閉会となりました。
メーデーは1886年5月1日、アメリカ・シカゴでの8時間労働制を求めた労働者のストライキが起源とされ、日本では1920年上野公園に1万人の労働者が集まり、第1回メーデーを開催しました。1936年~45年まで、治安維持法などによる弾圧で開催できませんでしたが、1946年には戦後の食糧難を背景に、「働けるだけ喰わせろ」をスローガンに掲げ、11年ぶりのメーデーが通算で17回大会として皇居前広場に50万人が集まり開催されました。
今年度で日本のメーデーは、通算で96回目となりますが、連合(日本労働組合総連合会)は、2001年以降、歴史的経緯を踏まえつつ、若者や家族連れの参加を考慮し、4月最終土曜日を開催日としています。
