勤務労働条件の改善が抜本的解決策

小学校 2倍を下回る

埼玉県教員採用試験

 10月13日、埼玉県教員採用試験の結果が公表され、昨年の1,298人を上回る1,331人(小学校850人、中学校481人)が合格し、来春には私たちのが新しい仲間となります。

 一方、最終的な倍率は小学校1.8倍(昨年2.1倍)、中学校3.7倍(昨年3.8倍)と低落傾向に歯止めがかからず、倍率の低下が産休や育休、病休の代替者不足にもつながっています。また、中学校でも、家庭科1.3倍、技術科1.4倍、美術科1.5倍など小学校の倍率を下回る教科もあり深刻な事態を招いています。

 文科省は採用試験時期の前倒しを検討しているようですが、仮に4月当初の実施になれば臨任者の負担が増すばかりでなく「試験対策のため就労しない」ことも考えられ人手不足に拍手がかかりかねません。机上の計画ではなく現場や当事者の実態・意向を十分に把握した対応が望まれます。また、複数回の実施を検討している道府県もあるようですが、いずれにしても根本的な解決策ではありません。

 学校を「働きがいのある職場」にするのは、それに見合った対応が必要です。何よりも「働き方改革」の推進による勤務条件の改善と「給特法の廃止・抜本的改正」で、労働に見合った賃金の支給がなされなければなりません。

教員採用試験対策講座を受講して

小学校合格者Kさん(埼葛支部)

 一、二次試験共に、多くのことを学べる講座だと感じた。

 一次試験の対策では、主に集団面接の対策を教わった。練習では、正しい受け答えをすることや、長く語りすぎないことを特に意識した。他にも、応答の際に積極的に挙手することや、姿勢や仕草等の細かな所作まで気を配ることも改めて重要だと分かった。

 また、筆記試験対策では特に苦手であった音楽分野について重点的に学ぶことができた。短調や長調を楽譜に合わせて読む練習をした甲斐もあり、試験本番では音楽分野で全問正解することができた。

 二次試験の対策では、特に個人面接を中心に学べた。自分のエピソードを話に入れることで、臨採として勤務したことで何を学んだか、何を経験したかを面接官に伝えることが重要なのだと分かった。私自身があがり症であるため、話すスピードが早くなりすぎないよう注意することや、想定外の質問がきた時に落ち着いて受け答えができるよう努めることも意識できた。

 論文対策では、内容に一貫性を持たせることや序論・本論・結論で簡潔にまとめること、一文が長くなりすぎないよう書くこと等、基礎的な内容から学び直すことができた。書いものを添削してもらうことで、改善点だけでなく強みを活かせるような文章の書き方も身につけることができた。

 集団討論対策では、特に周りに気を配ることの重要性を改めて振り返ることができた。持論だけでなく、他の受験者の話に興味を持つことや、付随して意見を伝えることで、協調性を忘れずに討論を行う練習ができたと感じた。

 今回の試験対策講座を受け、昨年よりも明らかに自信を持って試験に臨むことができた。この経験を活かしてこれからの教員としてとりくむこと、また、私がしてもらったのと同じように、試験対策講座を受ける方の力になれるように務めることを忘れずに過ごしたい。


関連記事


ページ上部へ戻る