石川さんは無実だ! 東京高裁は鑑定人尋問を行え!!

5.24狭山事件の再審を求める市民集会

 1963年5月23日、当時24歳だった石川一雄さんは同年5月1日におきた女子高校生身代金目的誘拐殺人事件の犯人として別件逮捕されました。石川さんは1ヶ月に及ぶ警察の取調べでウソの自白で強要され1審(浦和地裁)で死刑判決、2審(東京高裁)で、無期懲役の判決を受けました。石川さんは32年の獄中生活の後仮釈放されましたが、現在は第3次の再審請求を行っています。
 石川さんは部落差別によって教育を奪われた「非識字者」であり、逮捕直後から「字を知らないから脅迫状など書いていない」と主張していましたが、警察は様々なデッチあげ・証拠品ねつ造などで石川さんを犯人に仕立て上げました。 
 すでに、弁護団は被害者のものとされる万年筆のインクなどについて検察の主張の誤りを明らかにした新証拠を提出しています。足利事件、布川事件、東住吉事件などこれまで冤罪が明らかになり再審で無罪になった事件ではいずれも弁護団が提出した新証拠について鑑定人尋問がおこなわれています。そのため現在、弁護団は早急に鑑定人尋問を求める書面を提出する準備をすすめています。
 東京・日比谷野外音楽堂で開催された集会では、組坂部落解放同盟中央本部委員長が「石川さんの無罪を勝ちとるため、大野勝則東京高裁裁判長に鑑定人尋問を行いすみやかに再審開始を決定するよう強く求めていく」と挨拶しました。また、石川一雄さん本人と妻の早智子さんが支援者のみなさんに謝意を表明し、また冤罪をはらすため再審勝ちとる力強く決意を述べました。次いで、来賓挨拶、弁護団報告、基調提案、連帯アピール等があり最後に部落解放中央共闘事務局長を務める小林美奈子日教組書記次長が集会アピールを読み上げました。
 既に、不当逮捕から59年の月日が経過し、石川さんは83歳になっています。この間ずっと冤罪を叫び続け、無実を立証する様々な証拠を提出して44年以上も再審開始を求めていますが、鑑定人尋問は一度も行われていません。何としても鑑定人尋問を実施させ重い再審の扉を開かせなくてはなりません。



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