基地のない平和な沖縄を実現しよう

5.15沖縄平和行進

 日教組が、平和運動を次世代に継承するために、沖縄県教組・沖縄高教組とともに、積極的に参加してきた「5・15沖縄平和行進」が、戦後の米軍占領統治から日本に復帰して50年を迎えた今年、3年ぶりに開催されました。埼玉教組からは鈴木書記次長が参加しました。以下その報告を掲載します。

沖縄平和行進に参加して  埼玉教組書記次長 鈴木裕也

 今年は、3年ぶりの平和行進でした。3日間とも梅のさなかであいにくの雨模様でしたが、このコロナ禍でも沖縄の人たちの温かい歓迎の声に心が温まりました。沖縄の街並みをみると悲惨な無惨な戦場からよくここまで復興てくれたと、思わず感謝の思いが込み上げてきました。 
 その反面、現在の沖縄には、米軍基地が存在するがゆえの、放っては置けない様々な問題が山積みです。美しい島である沖縄の地に立つと平和を訴えるべき課題が山積みです。沖縄県には在日米軍基地がのおよそ7割が集中しています。日本を含むアジアの国々の安全保障に不可欠だと言う人もいます。しかし、沖縄に米軍基地が集中することで、有事の際に危険になるのは日本、とりわけ沖縄なのではないでしょうか。
 また、最悪の事態として、憲法の9条が改悪されるかもしれません。自衛隊が再び日本軍に編成され、思いやり予算でつくられた米軍基地はいずれ日本軍に返され、再び日本は戦争を繰り返す歴史を歩むことになるかもしれません。そうなったときに、犠牲になるのは誰かという問題です。それはいま無邪気に学校で遊び、学ぶ子どもたちになるでしょう。私の教え子が戦場に行くことを想像したら、悔しくて悲しくて涙が出そうになります。

教え子を戦場には送らない

 私はこの沖縄での平和行進の体験を小学生にもわかるように子どもたちに話しています。資料を見ながら、皆真剣な表情で話を聞いています。沖縄であった歴史や差別について小学生であっても、もはや他人事ではないとの感想を述べています。
 私は毎年、国語や社会で平和を取り上げたときに必ず言います。「君たちは絶対に戦争なんかしない。君たちを絶対に戦争なんかに行かさない」私が学校で教育を担う人間としての最大の目標をもう一度振り返ってみました。何のために私は学校で毎日勉強や運動を教えているのでしょうか。それは子どもたちが将来幸せになってほしいからです。武器を持って戦うためではありません。武器を捨てて話し合う知恵を与えることです。争いや差別のない世界をつくるために私個人の活動では、微力かもしれません。しかし、皆で手を取り合い力を合わせれば、平和に向けて大きな前進ができるはずです。
 もし、沖縄に行ったことがないという方は、ぜひ沖縄を歩いて、見て、感じてください。米軍基地や不平等な日米地位協定について、実際に見て考えることは人権教育、平和学習の最大級の研修です。



関連記事

無料相談
ページ上部へ戻る

 

 

Topへ