はじめての県学力・学習調査

埼葛支部  Y.k

 私の勤務校では5月12日(木)に埼玉県学力・学習状況調査がありました。今年度は4年生を担任しています。私のクラスに限らず全県の4年生の子どもたちにとっては初めてのことです。クラスの子どもたちの多くは初めてのテストに大きな不安を抱えているようでした。
 子どもたちには「小4から中3までこのテストが毎年あり、個人の成長の伸びをみていくものだ」という県からでているマニュアル通り説明していきました。テストという響きでいい緊張感でやる気が高まってる子もいるし、得体の知れない不安を抱えている子もいました。塾に通ってる子なんかはさすがテストに慣れているなという感じで、問題を解いていましたが、テスト中に泣き出してしまう子もいました。
 大人からしてみれば、100点取らせるテストではないということは分かっていますが、テストを受ける子どもからしてみたらいつだって100点を目指します。「分からない。出来ないとお母さんに怒られる。」と顔をくしゃくしゃにしていました。教えてあげたくても何も出来ない歯痒さが辛かったです。
 国語、算数のテストの後には質問紙による90項目ほどアンケート調査がありました。アンケート中は、私に対する子どもたちからの質問の嵐でした。例えば、「将来、どの学校まで進学したいですか?」という項目に対して小学校4年生が「専門学校、短期大学、大学、大学院」など、はっきりと区別して理解しているわけもなく、何回も説明をしました。
 質問紙のマークシートを回収しているときに、「これは何のためにやっていたのですか?」と訊かれ、その子には何も言葉を返せなかったです。授業の時間を使って疲労感だけを得たという感じでした。県教委の人たちは現場の実態や子どもたちの思いを知っているのでしょうか?
 幸い本校では、テスト前に「テスト対策しろ」みたいな指示はなく、日常の授業に支障はなかったのですが、学力テストの日はたいへんでした。国語や算数でせっかくいい問題が出題されているのだから、ああいった問題をクラスのみんなで考えてみたいなと思いました。




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