若い組合員のみなさんへ

中央執行副委員長  鈴木俊美

 私は、中学校現場に39年間勤務させていただきました。この間、ずっと組合に所属させていただいています。
 私がなぜ組合に加入したかといえば、中学校の社会科で学んだ労働三権のことが大きかったと思います。教師といえども労働者、そしてそこには教職員組合がある。採用される前に教職員組合の存在を知り、児玉教育会館に組合の話を聞きに言った覚えがあります。と同時に最初の勤務校の組合加入率によるものも大きかったと思います。私は母校での採用でしたが、数人の恩師も同校に勤務していました。自分の中学生時代には全く知らなかった組合員である先生方の姿を知りました。当時は、職員の9割方が組合員で、分会活動も盛んでした。放課後、学校の一室で分会会議を開いて、組合活動について話し合う諸先輩方の姿を目にしました。何かの抗議の折に校内で「スト!」などというものも体験したこともありました。児玉教育会館で支部会議にも参加しましました。組合活動の中身については、何が何やらわからない中、言われるがままに活動していた感がありました。埼教組の日教組脱退、埼玉教組の立ち上げも経験しました。
 私が組合活動を意識して行うようになった最初のきっかけは、「関ブロ母女」です。そこには後輩の組合員が誘ってくれました。彼女は、私と違って当時からジェンダーの問題など意識を高く持っていた人でした。その研究集会に参加し、レポート報告を聞き意見を交わすという体験がとても楽しいものでした。そして、教師とうい仕事にとても意義のあるものだと思えたのです。それから「全国母女」にも参加しました。「全国母女」では、「給食」に関するレポートが印象に残っています。私は、自分の小学校・中学校は自校給食でした。当時の私は、全国どこの学校も自校給食が当たり前だと思っていました。ところが公立の義務制の学校でも毎日お弁当を持っていくところやセレクト給食といって毎日3つぐらいのメニューの中から、子ども自らが1つを選んで給食にしている学校があることが報告されていたのです。ここで、公立学校といえども、給食一つとっても全国一律ではないことを改めて知ったのです。〝井の中の蛙”でした。そこから、「関ブロ母女」、「全国母女」と参加し、自分の視野を広げる「経験」をそして「学び」を重ねることができました。そのことは、教職生活の中にとてもプラスになるものでした。
 そのころから、組合活動の大切さを未組合員の人にも発信できるようになっていったと思います。組合費を払っていただけの組合員から、全国につながる学習の場に参加し自分の視野を広げ、そして組合の役員として活動する中で組合員としての自覚を積み重ねてきました。
 今は埼玉教職員組合の存在が働く教職員にとって必要不可欠なものだと思っています。教職員が人間らしく働けることで心に余裕を持ち、子どもたちを大切にする現場へとつながると信じています。「世のため、子どもたちのため、後の教職員のため」ともに頑張りましょう。


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