防災は命と向き合うこと   防災が未来を変える

3.11を忘れない埼玉集会

 3月3日、埼玉県労働者福祉協議会が主催する「3.11を忘れない埼玉集会2020」が対面とWebを併用し開催されました。
 集会では、主催者挨拶、来賓挨拶に続いて、佐藤敏郎さんが「3.11を学びに変える」をテーマに講演しました。3.11の被災者でもあり、震災の遺族でもある佐藤さんは「必要なひとに必要な支援を必要な分だけ」という理念でスマートサプライビジョンという社団法人を立ち上げ、東日本大震災の被災者支援やその教訓を伝える防災活動などを行っています。94人の児童・教員が死者・行方不明者となった石巻市大川小学校での語り部活動なども行っています。
 佐藤さんは震災当時女川町立女川中学校に国語科の教員として勤務していました。また、大川小学校6年生だった娘さんを津波で失った遺族でもあります。佐藤さんはそれぞれの立場で防災について熱く語りました。
 勤務していた女川中学校では 「停電のため校内放送は使えない」「ガラスが落ちてくるため避難経路が使えない」などそれまでの訓練が役に立たないことを思い知ったと語りました。
 その後、女川中学校では5月に俳句をつくる授業を行い、子どもたちは「夢だけを 壊せなかった 大震災」「見たことのない 女川町を 受け止める」「みあげれば がれきの上の こいのぼり」などの句をつくりました。さらに、それらの句を「千年後の防災」のために石碑として残す「いのちの石碑プロジェクト」にも関わりました。
 一方、大川小学校では「子どもの命を救いたいと思わない教師はいない」としながらも、「どこに避難するかその場で考えたことが誤り」「あらかじめ山に避難すると決めておけば何の問題もなかった」と語りました。
 また、実際行われている学校現場での防災教育・防災対応について「提出ためのマニュアル作成」「訓練のための訓練」になっていると述べ、「シンプルに子どもの命と向き合うことが大切」としました。
 講演では「大災害は日常を奪う」「防災は地球との関係づくり」「判断と行動が命が救う」「防災が未来を変える」「防災とは『ただいま』を必ず言うこと」など考えさせられるフレーズが随所で語られました。


関連記事

無料相談
ページ上部へ戻る

 

 

Topへ