現場丸投げで実施強行 問題山積の「スポーツテスト」、水泳指導

 4月当初、「スポーツテスト」(全国体力・運動能力調査)と水泳指導についてスポーツ庁から相次いで通知がだされました。内容は以下のようになっています。
 スポーツテストについては、文科省の「学校における新型コロナウィルス感染症に関する衛生マニュアル」に従って実施するよう通知されており、実施に当たっての留意事項の主な項目は以下の通りです。

 ① 屋内で実施するテストは、児童生徒の間隔を十分にとり少人数で行うこと。
 ② 上体起こしは、相手の足を支える児童生徒は熱中症のリスクがない場合はマスクを着用すること。
 ③ 感染症対策を講じてもなお、感染のリスクが高い場合には、実施可能なテスト項目のみ実施となっても差し支えない。

 通知で「市町村教委に対して指導・助言・連絡等をするなど調査に協力する。」とされている県教委に詳細について、問い合わせたところ具体的な実施方法は示すことはできず、現場任せの回答で、③については、安易にテスト種目を減らさず、時期を遅らせるなどして行うようにとの回答でした。
 また、水泳指導については(4/9「学校の水泳授業における感染症対策の徹底のお願い( スポーツ庁)では 「児童生徒の健康と安全を考えて、地域の感染状況を踏まえ、密集・密接の場を避けるなどして、水泳授業の実施について検討してください。」とされており、主な留意事項は次の通りです。

 ① ドアノブやシャワーや洗眼器の水栓など児童生徒が手を触れる箇所は、適宜消毒を行うこと。
 ② 授業中、児童生徒に不必要な会話や発声を行わないよう指導するとともに、プール内で密集しないようプールに一斉に大人数の児童生徒が入らないようにすること。プール内だけでなくプールサイドでも児童生徒の間隔は2m以上保つことができるようにすること。
 ③ 授業中、手をつないだり、体を支えたりするなど、児童生徒が密接する活動はさけること。バディは複数の児童生徒が組になる形態であるので、感染リスクに十分注意して運用すること。
 ④ 更衣室については、児童生徒の身体的距離を確保することが困難である場合は、一斉に利用させず少人数の利用にとどめること。更衣室のドアノブやスイッチ、ロッカーなど児童生徒が手を触れる箇所は、適宜消毒を行うこと。等々。

 このような条件を満たして実際に水泳授業ができるのか疑問の声が寄せられています。条件がクリアできないと判断したら実施を見送ることは可能なのでしょうか?県教委に具体的な実施マニュアルを示すよう要求していますが、回答は得られていません。
 スポーツテストも水泳授業も実施方法を含め教育現場に丸投げして実施を強要しており、子どもたちや教職員の安全や負担を考慮していません。
 埼玉教職員組合は、今後、県教委と協議し、現場の声を伝え、こどもたちや教職員に過度の負担が生じないよう求めていきます。


関連記事

コメントは利用できません。

無料相談
ページ上部へ戻る

 

 

Topへ