公正・公平な入試のため、英検、漢検の加点廃止を要求

 5月12日、埼玉県公立高等学校入学者選抜に関わる県教委交渉が行なわれました。

   選択問題導入の前提は易しい入試問題

 県教委は、2017年度入試から「入試問題を易しくすること」を前提に、「学校のランク付けが懸念される(教育委員発言)」なか、「合否判定が困難な学校には数学と英語で選択問題を導入する」としました、しかし、入試問題は一向に易しくなっていません。とりわけ数学(42,3)理科(44.5)は依然平均点が50点を大きく下回っています。交渉ではこのことを強く主張しました。県教委は「平均点を50点に想定している」としましたが、そもそも、この想定が選択問題導入時の前提に合っていません。少なくとも選択問題を導入した学校(昨年度21校)の受験生が全員満点をとってしまうような問題でなければ導入する意味がありません。私たちは「多くの生徒が最後まで粘り強く解答し力を発揮する(県教委)」ために、平均点の設定を70点前後とするよう求めました。

   不公平な検定試験の加点は廃止に 

 また、これまでも強く指摘してきた、英検や漢検等の有資格者に調査書で加点することについて、公正・公平の観点から直ちに止めることを強く要求しました。検定を受けるには、英検4級で3600円、3級4900円の受験料が必要で、経済的に困難な家庭では、検定を受けることができません。一方で、県内でも無償で(公費で)受験させる自治体があり、その時点で公平な選抜ではありません。

 「公平・公正と言えるのか」という問いに対し、明確な見解を示せませんでした。また、中学レベルを超えた2級以上の資格取得は「塾」での学習が前提なのは明白です。この点でも明らかに不公正で、経済的弱者を差別する制度になっています。引き続き強く反対していきます。

 さらに、調査書での各高校の加点項目について、「県が示している記載方法では読み取れないことが加点基準になっている」ことを強く指摘し、改善を求めました。具体的には、部活動で、各高校がしめしているレギュラーの規準がバラバラで各高校に応じて、調査書を書いているのが現状です。この他、「成績一覧表の廃止」「軽微な訂正での差し替えを求めない」「面接の点数や内心加点の公表」などの要求を行いました。

 今後とも県教委と交渉を重ねて、現場の声を伝え、よりよい入試制度にしていきたいと考えます。

 

進路交渉

 


 

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