埼玉教組夏季学習会

 8月25日、埼玉教組夏季学習会が開催され、現職の小学校教員である宮澤弘道さんが『なにをめざす?「特別の教科道徳」~子どもの内心に介入しない授業・評価方法』という題で講演を行いました。

 宮澤さんは、2015年に「道徳の教科化を考える会」を立ち上げ、現場での教育活動を行いながら、道徳の問題点を各地で精力的に伝える活動をしています。また、今年1月には現代書館から『「特別の教科 道徳」ってなんだ?』という本を出版しています。最初に宮澤さんは、「道徳が教科化されて、『多くの教員が困っていないこと』に困っている」と述べました。それは、「教科書、指導書、ワークシート、評価規準の4点セットがあるので、どんな教員でも困らずに授業ができてしまうこと」に対する不安だと述べました。また、道徳の「内容」と道徳の授業の「形式」に注目し、「教科書に書かれている内容には、良い内容も悪い内容もない、例えば戦争を扱っているから良い内容というわけではない」「本来は、22の徳目それ自体を拒否するべきだが、それでは、実践にはならない、したがって、道徳の授業のやり方を変えていく必要がある」そのために、「教科書を最後まで読まずに、途中でやめて、その後の結論部分は、子ども達に創作させるというという方法(中断読み)が良いやり方ではないか」と話しました。また、評価については「価値を入れない評価にすべき」と語り、「友達の意見に耳を傾けながら、自分の考え方を広げたり、深めたりすることができました」程度の誰にでもあてはまる記述にとどめるという記述で十分ではないかと述べました。


 

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