書籍紹介   鈴木大裕著  崩壊するアメリカの公教育 日本への警告

鈴木大裕著  崩壊するアメリカの公教育 日本への警告

岩波書店 (定価1800円+税)

 国連が採択した「子どもの権利条約」(日本もとっくに批准している)ではあるが、アメリカが国連加盟一九三か国中、唯一批准していない国だということをご存じだろうか?アメリカでは公教育が民営化、市場化され、序列と格差が拡大している。規制緩和の中、利益追求と徹底的な効率化とで、教員は「使い捨て労働者」と化している惨状を筆者は、自身の体験を交えて報告する。「日本ではまだ、新自由主義の本当の恐ろしさが知られていない」と。後半ではシカゴ教員組合の運動、「組合改革から公教育の『公』を取り戻す市民運動」を紹介している。アメリカの現実を「日本への警告」として訴える一九七三年生まれの若い筆者は、現在、高知県土佐町役場学校・行政コーディネーターをしている。


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