無定量の超過勤務の削減にむけて №2

ーいきいきと働きつづけるためにー

無定量の超過勤務の削減にむけて №2

 前回、従来の学校の勤務時間管理が法律違反であることを述べました。個々の職員がいつ勤務に就き、いつ退勤したかを管理職が把握していない学校現場は、仕事が原因で病気になったときに公務災害申請をしても、ほぼすべてが門前払いとなってきました。それは、超過勤務時間の総量が把握されていないため、病気が仕事に起因していると証明できないからです。
 公務災害認定においては、何時間の時間外勤務があったかということが、判断するうえで大きなポイントになります。勤務時間の把握・管理がなされていれば、それが客観的な証拠になり、公務災害として認められるのです。勤務時間が把握されない現場の中で、今までどれほどたくさんの教員が泣き寝入りをしてきたことでしょう。私たち一人ひとりの身を守るためにも勤務時間の把握は絶対に必要なのです。

勤務時間把握のために行うべき措置

 どこの学校にも出勤簿が存在します。しかし、出勤簿があるからといって勤務時間を把握することにはなりません。厚生労働省は、始業・終業時刻の確認及び記録の手段として、下記の二つの方法を示しています。(2001年4月6日厚生労働省通知)
 ア 使用者が、自ら現認することにより確認し、記録すること。
 イ タイムカード、ICカード等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。
 昨年から勤務時間把握のために、パソコンに始業時刻・終業時刻を記録する方法を取り入れたところが出てきましたが、まだまだ不十分な実態にあります。川口市では、「スイカ」や「パスモ」などの交通系ICカードをかざすだけで記録される「打刻ちゃん」というものが学校に置かれました。できるだけ簡単に記録できるものを整備することが求められていますが、相変わらず手書き記入のところもあり、一刻も早く改善を求めていかなくてはなりません。(続く)

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